三匹は、昼は家の庭・屋根、家の裏や周辺の探索をし、
夜、雨戸を閉める頃には家に入ってくる。。。
そんな毎日を過ごしていました。
夏は庭が涼しいようで、なかなか家の中に戻らないことも。
それでも姿さえあれば、安心していました。
ある日、リンゴが帰らず、しかも姿が見当たらない。。。
どこか遠くへ行って迷い、帰ってこれなくなったのでは。
道に出てしまい、事故にあったのでは。。。
母と近所を探したけれど見つからず、考えるのは
悪いことばかり・・・と、その時、
「ミャー、ミャー」・・・・・・・!!! リンゴの声 !!!
でも、どこから?
声をたどり、ふと見上げると・・・
リンゴは隣の家の屋根で鳴いていたのです。
下から「リンゴ」と呼ぶと、寄ってはくるけれど、
降りれないのか、屋根の端でじっとしているのです。
その屋根と隣接している2階の部屋へ行きました。。
窓をあけ、「リンゴ」と呼ぶと、こちらへ寄ってきます。
リンゴも家に帰りたいのです。
ただこの窓は、縦に柵が入っており、隙間はそんなに広くない。
屋根から飛び移るつもりのリンゴが、もし柵棒にあたり
落ちたらどうしよう。。。
でもリンゴは飛び移る様子で、足をジリジリさせています。
ジャーンプ!!
私の不安をよそに、リンゴは隣の屋根から部屋に
無事帰還をはたしました。。。
やったぁ~おかえり、リンゴ。
ほんとに心配したんだよ。戻れなくなってリンゴも
不安だったんだね。
あの時、リンゴの姿を見たとき、ほんとに安心したよ。
遠くに行かないでね。。そう約束しました。
リンゴが隣の家の屋根にのぼる事は、それ以降ありませんでした。
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